また何かそして別の聴くもの

だらだら坂から - 日々のヴァラエティ・ブック

Summer Into Winter

今日も晴れ。暑い。いよいよ必須アイテムとなった4点セット、冷感スプレー、携帯扇風機、日傘、そしてマスクを着用して出かける。戦闘服はUNIQLOエアリズムポロシャツだ。
本日から開催のさんちか古書大即売会へ。思ったより人が多かった。田中小実昌『コミマサ・シネノート』、植草甚一『ぼくの大好きな外国の漫画家たち』、高橋源一郎ぼくがしまうま語をしゃべった頃』などが目に入るも、食指が動かない。結局、何も購入せずさんちかを後にする。
もう何年も前、この即売会場で、神戸発の伝説のカルチャー雑誌「SUB」の第6号(West Coast特集)が売られていたことがあって、いまなお、置かれていた位置などを鮮明に記憶している。買っておけばよかった本、雑誌部門の第1位。いまはスゴいプレミア本。
BOOKOFF 三宮センター街店へ移動し、夏葉社の愛あふるるエッセイ集『冬の本』、29日(ブックの日)300円オフクーポンで700円。失踪本の買い直し。冬の本を夏に買う。
夏から冬へ。
かつてベン・ワットもこう言いました。
ジュンク堂書店へ移動し、ぶらぶらと新刊をチェックしていると、ユリイカのバックナンバーに「坂元裕二」特集を見つけて「あっ」となる。ユリイカ高いんですよね。氏の作品をもっと観てから買おう、とじぶんに言い聞かせスルーした。
センタープラザの清泉堂書店へ移動し、庄野 潤三『プールサイド小景静物』(新潮文庫)220円。自然と身体が涼し気なキーワードに惹かれる。会社の金を横領した男とその妻の物語、なのですが。
なにか甘いものが欲しくなり、台湾カステラ澎澎へ。Pong Pong。プレーンを買うが、生クリームポンポンやチョコポンポン、抹茶チョコポンポンなどのメニュウも。しかしええ歳の親父が『ポンポン』と口にするのがとても恥ずかしい。
これほど蒸し暑いのに、ピチの『優しい木曜日』がずっと脳内再生されている。スイート・サーズデイ。やっぱり街を歩くのはいいな。本買って日陰茶屋で御八つをパクり。
こんな風に過ぎて行くのなら。
帰りの電車では、続きが読みたくて堪らなかった阿部昭の短編『桃』にダイヴ。