また何かそして別の聴くもの

だらだら坂から - 日々のヴァラエティ・ブック

サマータイム・ブルース

今日も晴れ。連休二日目。西淀川区のパン屋さん(?)、大豆◯、ならぬ「こまめ商店」へ。あずき溢れるマリトッツォやおはぎパン、豆乳食パンが最高な、関西パンフリークの隠れスポットなのだ。

しかしなんと本日休業。土日休業をすっかり忘れていたのだった。うっかりさん。田中裕子さんならきっと絵になるのに。

昨日といい今日といい、ちいさな「がっかり」や「うっかり」がボディブローのように効いてくる夏休み。

帰路の古本市場で、山田詠美編「せつない話 第2集」(光文社文庫)、村上龍編「魔法の水 現代ホラー傑作選 第2集」(角川ホラー文庫)、椎名誠選「家族の絆」(光文社文庫)を購入。すべて80円。三冊とも堪らないセレクション。未読も多い。連城三紀彦「ひと夏の肌」、田中小実昌「夏の日のシェード」に惹かれる。連休中の夜は長い。

 家へ帰ると、昨日注文した新潮2021年9月号がもう届いていた。いっきに機嫌が直る。特集「わたしの『新しい生活様式』」の町田康にストンとハマってしまった。タイトルはあれれの「世間に迎合」。パンク・ロッカーかく語りき。

もう一冊、長谷川町蔵, 山崎まどか著「ハイスクールU.S.A.―アメリカ学園映画のすべて」も。表紙を見るや否や、一気にジョン・ヒューズ映画ドーパミンが押し寄せてきたので、勢いそのままAmazon Prime Videoで「ブレックファスト・クラブ」(1985)を鑑賞してしまう。エミリオ・エステヴェスモリー・リングウォルドの素晴らしさ!シティポップを聴くようにヒューズ映画を堪能した。

夕方になり、TVのニュースを今日まったく観ていないことに気付く。いまはそれが正解かも。外に出て空を見上げたら、低い積乱雲が怖いくらい広がっていた。