また何かそして別の聴くもの

だらだら坂から - 日々のヴァラエティ・ブック

土曜の夜と一様の麻

少し迷ったが、仕事帰りにまた三宮で途中下車してしまう。予想通りというか、予想以上の人いきれ。本当にどうしたものか。1時間で引き上げようと自分に言い聞かせる。

ジュンク堂書店三宮店で、近田春夫筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」(文春新書)を購入。楽しみにしていた一冊だが、「定本 気分は歌謡曲」を知っている身には、やや残念なその「薄さ」。新書だし、インタヴュー形式なので、その限界点は重々承知の上で、もうあと少しだけ、情報量をプラス出来たのではないかと。とはいえ、いま京平さんをサウンド面で(正確に) ”語れる” のは小西さんと近田さんだけ。ファンはあれこれ望んでしまうものなのです。

三宮定番のパン屋さん、カスカードさんプラザ本店で、モルトくるみパン、みなとエッグタルト、紫芋のサータアンダギーを買って満足。家族に呆れられるほど、毎日パンばかり買っている。夏のパンまつり。白いお皿は要りませんので。

ブックオフで、川嶋康男「いのちの代償 山岳史上最大級の遭難事故の全貌!」(ポプラ文庫)を購入。110円。山岳系ノンフィクションには昔から目がない。羽根田治ヤマケイ文庫のドキュメントシリーズとか。本格的登山など、この先たぶんやらない(やれない)だろうけど、ここまで山岳モノに惹かれるのはなぜなのか。昭和には登山ブームがあって、山岳ミステリーの名作が沢山あった。全編ドキドキしっぱなしの清張さんの「遭難」とか。

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無印良品で「リヨセル麻まくらカバー」を買う。もう何年も寝具は無印のものばかり。なかでもこのリヨセル麻シリーズはひんやりした肌触りがよい。リヨセルって、ユーカリを特殊溶剤で溶かして作られる再生繊維らしい。その繊維と麻の混紡製品。掛け布団カバー、ボックスシーツ、敷きパッド、今年はすべてこのリヨセル麻で統一している。それでも寝苦しい夜はまだまだ続きそうだが。

さくらーふぶーきのー♪

我が家では「24時間テレビ」が夏の終わりのサイン。風あざみ。心の中の夏模様がゆっくりと剥がれ落ちてゆく。来年こそはいい夏になりますように。