また何かそして別の聴くもの

だらだら坂から - 日々のヴァラエティ・ブック

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

前田さんなんてウチにはいない。

先日、マツキヨで買い物をしていると、SMAPの『BANG! BANG! バカンス!』が店内に流れ出した。いやー夏だなー、と感じたのも束の間、なぜ今この曲?、に気持ちがすぐ移行した。 男前だね木村くん当たり前だよ前田さん前田さんなんて ウチには いない 母親とそ…

マラソンをさぼる。

昨日もぼんやりと24時間テレビを眺めていた。昨年に引き続きのコロナ禍での強行に、今年も辛辣な内容のツイートが目立つ。いや、コロナ前からも、やれ「感動ポルノ」とか、「見世物小屋」とか、言われたい放題の番組ではある。恒例のマラソンも、途中でタク…

日曜日の印象

街行く人が着ている黄色いTシャツが、チャリティTシャツに見える日曜日。朝から新刊書店をうろうろ。新潮文庫の100冊、今年のプレミアムカバーに見とれてしまう。同時にまたも、紙の本の未来、みたいなことをぼんやり考えた。 小さいお子さんを連れた若いご…

土曜の夜と一様の麻

少し迷ったが、仕事帰りにまた三宮で途中下車してしまう。予想通りというか、予想以上の人いきれ。本当にどうしたものか。1時間で引き上げようと自分に言い聞かせる。 ジュンク堂書店三宮店で、近田春夫「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」(文春新書)を購入…

金曜日のダウンタウン

お前の番号で着信が残っていた、と母から電話があった。いや、かけてないよ、と言いながらチェックすると、発信履歴に母の番号がたしかに残っている。ポケットの中のiPhoneが摩擦で勝手にリダイヤルしたのだろう。 「なんかあったか思て」「いやいや大丈夫、…

木曜日を左に曲がる

午前中のゲリラ雷雨が嘘のように外が明るくなった。明日、休みを頂いた私はもっと明るくなった。胸いっぱいの解放感が早めの退勤を促す。ターンレフト・ターンライト。右に曲がればいつもの帰路だが、今日は左に曲がり、買い物にでも行こう。 ● 阪急オアシス…

水曜の朝、午前3時

もう随分と長い間、理髪店の店主を待っていた。ようやく自家用車で現れた店主が店のシャッターを開けたので、待ち侘びた私は店主の背中を追うように店の中へと続いた。私に気付き、振り返りざまに「体調が悪いのでやっぱり帰ります」と店主。恰幅の良い体型…

公園に行かないか?火曜日に

コロナ禍がやってきて、我が職場でもランチタイムは大きく様変わりした。外食はもちろん自粛。職員食堂では私語厳禁、皆が一方向を向いて座り、黙々と食べるのみである。まるで誰もが囚われの身であるかのようだ。 ● かつてのランチタイムは、職場近くの小さ…

月曜日の床

ゆらゆらと気味の悪い浮遊感を全身に感じ、目を覚ますとやはり地震だった。岐阜県で震度4だという。関西は震度2。この震度でもハッとなって目が覚めてしまう。この条件反射は、今なお体幹に宿る阪神大震災の恐怖なのだと、あらためて感じる。あの震災を経…

まるで僕らはエイリアンズ

今朝、フジテレビのトーク番組「ボクらの時代」に稲川淳二さんが出ていた。所謂「怪談」の語り手需要は、令和になっても安定しているのだろうか。子供たちがまだ小さい頃、「ほんとにあった怖い話」とか「耳袋」とかを、家族でワーキャー叫びながら楽しんだ…

きみの町じゃもう雨は小降りになる。

雨音に気づいて遅く起きた朝。いやそんな優しい雨ではなく、土砂降り。災害リスクも高まっているらしい。また気象情報のシグナル。とんだ三連休のはじまりだ。あれだけピーカンの夏空を嘆いていたのが嘘のよう。 ● 近所のSUBWAYのサンドウィッチを娘に頼まれ…

バナナブレッドのプディング

ここ関西にも、災害級の大雨というニュースが届いていたが、いまのところ大丈夫そう。ひどくなるのは明日か。とにかく神戸三宮はすごい人混み。 宇宙人ジョーンズなら、まさか今、地球がパンデミックの最中とは気付くまい。マスクはちょっと風変わりな民族衣…

Close Your Eyes

結局今年もお盆帰省の自粛が呼びかけられている。でもどうなんだろう、昨年よりきっと人は動くはず。じぶん一人だけでも父の墓参りに、と考えてはみたが、田舎は色々喧しいのだった。実家区域の情報をぎりぎりまで収集してから決めようと思う。 ● 先日購入し…

アンドロイドは林檎農園の夢を見るか

長年使い続けてきたandroid端末に別れを告げ、この春、人生初のiPhoneに機種変更した。本当に人生初、なのである。初代Galaxyから始まった自らのスマホ・ヒストリーは、ソニーXperiaがその大半を占めた。 その理由は唯一つ、Walkmanエンジン搭載による音の良…

月曜の夜も出たくない

台風の影響で大荒れの連休四日目。明日から三日間は出勤。 月曜が祭日の際は、火曜朝一の会議のデータ資料準備が必要で、たかだか一時間の作業のためだけにいつも休日出勤している。 しかしいざ出かけようとすると、おそろしい暴風雨。やはり昨日出勤すれば…

シューマ幻想小曲集

今日も晴れ。連休三日目。昨日に引き続き、新潮2021年9月号をパラパラやっていた。水村美苗「大使とその妻」という新連載。2021年3月号「創る人52人の『2020コロナ禍』日記リレー」にも参加されていた水村さん。 「つまらなかった」松本清張『点と線』(映画…

サマータイム・ブルース

今日も晴れ。連休二日目。西淀川区のパン屋さん(?)、大豆◯、ならぬ「こまめ商店」へ。あずき溢れるマリトッツォやおはぎパン、豆乳食パンが最高な、関西パンフリークの隠れスポットなのだ。 しかしなんと本日休業。土日休業をすっかり忘れていたのだった。…

イはイニシエーション・ラブのイ

今日から四連休。故郷の母親の調子が予想以上に良いので、帰省は自粛ということになりそう。帰省に限らず、いま、何かを選ぶ、という行為は、すべて答えのないクイズのようだ。 同じく今日から連休で、西宮ガーデンズに買い物に出かけると言っていた娘が、面…

原平合戦

今日も晴れ。夏本番。しかし相も変わらずの自宅と仕事場の往復に、心躍る機会は少ない。そしてさすがに、メダルの獲得数と新規感染者数のフリップを交互に眺める日々はとても辛い。みんな街角のペシミスト。故郷の冬を歩きたくなる。 ● 西宮北口駅で下車し、…

周馬と謙一、または、ちょっとピンボケ。

何がきっかけというわけではないが、安田謙一著「ピントがボケる音」(以下ピンボケ)を、書庫と化した元息子の部屋から引っ張り出し、毎夜パラパラやり出した。復読に耐えうる名著だとあらためて思う。 この書、自らの記憶に間違いが無ければ、2003年の発売…

僕だけの天使でいてと囁いた夏の日は

今日も晴れ。日曜日。八月のはじまり。オリンピックもあと一週間で終わりなのか。ゆうべは家族全員で女子バレーを応援した。気がつけばすぐに夏は終わる。 ● 近所のショッピング・モールのKALDIへ、ライム胡椒塩を買いにいく。どなたかのツイート、目玉焼き…