また何かそして別の聴くもの

だらだら坂から - 日々のヴァラエティ・ブック

安田謙一

まるで僕らはエイリアンズ

今朝、フジテレビのトーク番組「ボクらの時代」に稲川淳二さんが出ていた。所謂「怪談」の語り手需要は、令和になっても安定しているのだろうか。子供たちがまだ小さい頃、「ほんとにあった怖い話」とか「耳袋」とかを、家族でワーキャー叫びながら楽しんだ…

シューマ幻想小曲集

今日も晴れ。連休三日目。昨日に引き続き、新潮2021年9月号をパラパラやっていた。水村美苗「大使とその妻」という新連載。2021年3月号「創る人52人の『2020コロナ禍』日記リレー」にも参加されていた水村さん。 「つまらなかった」松本清張『点と線』(映画…

周馬と謙一、または、ちょっとピンボケ。

何がきっかけというわけではないが、安田謙一著「ピントがボケる音」(以下ピンボケ)を、書庫と化した元息子の部屋から引っ張り出し、毎夜パラパラやり出した。復読に耐えうる名著だとあらためて思う。 この書、自らの記憶に間違いが無ければ、2003年の発売…